がん性腹水症状緩和ケア
がん性腹膜炎に伴う腹水は、10リットル~20リットルも腹部に貯留することがあり、強い腹部膨満感(お腹が腫れた感じ)や呼吸困難、食欲の不振、浮腫(むくみ)などさまざまな影響を患者様の生活に及ぼします。
貯留した腹水に対する治療には、改良型CART(腹水濾過濃縮再建法)という方法があります。腹水の中にはタンパクやがん細胞、血球、細菌などが含まれています。この改良型CARTでは患者様から腹水を抜き、腹水濾過機にかけてがん細胞や血球を除去し、さらに腹水濃縮器で余分な水分を除いて濾過濃縮液を作ります。この濾過濃縮液を患者様の体内に点滴静注するという方法です。
当センターではこの改良型CARTの技術を有する医療工学士(ME)がスタッフとして参加、医師、ナースと共にチームで腹水症状の緩和ケアに取り組んでおります。



受診までの流れ
  ① 主治医の先生に相談し、「診療情報提供書」をご依頼ください。
  ② 主治医の先生より、当院の地域医療連携室経由で外来診察の予約をおとり下さい。
  ③ 受診当日、担当医が治療可能か判断いたします。
    ※CART治療の適応があれば、入院での治療となります。